蛇の代償



「どこかに 楽園はあるはずだ」
信じようと すればするほど
疑うことをおぼえてしまう
いつしか まぶたを閉じられなくなった

「どこかに 女神はいるはずだ」
愛そうと すればするほど
毒の味をおぼえてしまう
内側から 僕をおかしくさせる

「いつかは 思い出になるはずだ」
変わろうと すればするほど
青い空を手放してしまう
いつしか 耳を傾けなくなった



マルとバツでうめつくす
そんな世界は息苦しい

時の流れは価値観を曲げて
シロとクロを曖昧にする

ふたつに割れたこの心も
底ではひとつにつながっている



針の山の一から十まで
許すことをおぼえるために
僕は何度でも 生まれ変わる