時間の進む音がしない
時計の針が止まっていた
動いているのは ぼくだけ?
「わたしも」
そんな声がきこえた
どこかにいる その誰かさんをさがした
彼女は地面に絵をかいていた
「一緒にいこう?」
ぼくと彼女は 手をかさねた
砂の落ちる音がしない
時計の砂が終わっていた
歩いているのは わたしだけ?
「ぼくも」
そんな声がきこえた
どこかにいる その誰かさんを待った
彼は額に汗をかいていた
「一緒にいこう?」
わたしと彼は 呼吸をかさねた
ぼくたちは どこへいくのだろう
あなたとなら どこへでも
わたしたちは どこまでいけるのだろう
きみとなら どこまでも
ぼくたちは どこへいけばいいのだろう
それなら あなたの いきたいところへ
光も 影も くぐりぬけて
わたしたちなら きっといける
過去も 未来も おりかさねて
いま ぼくたちの時間は 動いている
Photo by Konji Nogitsune
